【11月3日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は2日、第10節の試合が行われ、東西ドイツ統一以後、1部では初となった「ベルリンダービー」は、発煙筒により試合が一時中断するなど異様なテンションの中、ホームのウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)がヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に1-0で勝利した。

 チケットが完売し、感情的な雰囲気に包まれたシュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライ(Stadion An der Alten Foersterei)での試合は、90分にセバスティアン・ポルター(Sebastian Polter)が決勝のPKを決めたウニオンが今季3勝目を挙げた。

 しかし後半開始直後に発煙筒がピッチに投げ込まれたため、主審は両チームにベンチに下がるよう指示し試合は6分間中断した。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、マスクを着けたウニオンの過激なファンのグループ「ウルトラス」は、ヘルタのファンとぶつかり合おうとするかのごとくピッチに乱入。ウニオンの選手がスタンドに戻るようなだめる一幕があった。

 ドイツの首都の歴史的な夜に勝利したウニオンは、鼻高々にその味に酔いしれている。なお、9日はベルリンの壁崩壊から30周年となる。(c)AFP