【11月2日 AFP】女子テニス、WTAファイナルズ(WTA Finals Shenzhen 2019)は1日、中国・深セン(Shenzhen)で6日目が行われ、大会第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)は中盤につまずきながらも、6-0、2-6、6-4で第5シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を下し、世界ランク1位のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)と対戦する準決勝進出を決めた。

 プリスコバは第2セットと第3セットにかけて6ゲームを連続でハレプに奪われたが、最終的にはそれを乗り越えて1時間43分で白星を挙げ、パープルグループ2位の座を手にした。

 プリスコバはバーティーとの準決勝では自身が格下だとの考えを明かし、「彼女は素晴らしい一年を過ごしているから、とてつもなく厳しい試合になると思う」「大きなチャレンジになるだろうけど、自分には失うものは何もない」とコメントしている。

 同日行われた試合では、前回大会を制した第8シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が7-5、7-6(12-10)でソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)を下し、ラウンドロビンを全勝で終えた。準決勝では第7シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)と対戦する。

 膝の負傷で棄権したビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)の代わりに出場となったケニンとの消化試合に臨んだスビトリーナは、2日に準決勝を控える中で、この一戦がフルセットにもつれなかったことにほっとした様子をみせた。

「まずは回復することが、肉体的にも精神的にもフレッシュになることが自分にとっては大事」「彼女(ベンチッチ)のプレースタイルは分かっている。かなり早くボールを打ち込んでくるから、それに向けて準備をしなくちゃいけない」 (c)AFP