【11月1日 AFP】フィリピン北部の山岳地帯で10月31日夜、荷台に約40人を乗せ、イネ種子入りの袋多数を積んで走行していたトラックが谷底に転落し、農民19人が死亡、約20人が負傷した。警察が1日、明らかにした。

 事故が起きたのは、アパヤオ(Apayao)州コナー(Conner)で政府の助成金を利用して購入したイネ種子を受け取った帰り道だった。坂道を上っている途中でエンジンかブレーキが故障。トラックは後戻りし、そのまま20メートル下の谷底に転落した。

 地元警察は、「トラックは後部から落ち、搭乗者らが潰された」と明らかにした。さらに種子の重さで事態が深刻化した可能性にも言及。数人が種子袋の下敷きになった恐れもあるという。(c)AFP