【10月31日 AFP】米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)は31日、主力旅客機「737NG」の最大50機の機体に亀裂が見つかったと明らかにした。

 先にボーイングは737NGの胴体に翼を取り付ける部品に問題が見つかったと米規制当局に報告しており、当局が長期間にわたって運航に使われてきた機体の調査を命じていた。

 AFPの取材に応じたボーイングの広報によると、全世界的な調査の結果、これまでにおよそ1000機が「検査基準に達していた」一方、全体の5%未満、最大50機は修理完了まで運航見合わせが必要との結論に至ったという。

 これに先立ち豪カンタス航空(Qantas Airways)は31日、737NG型機1機を地上待機とし、さらに別の32機を早急に調査すると発表していた。(c)AFP