【10月28日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2019)第13戦、ラリー・スペイン(Rally De Espana 2019)は27日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)は2位に入り、自身初となる総合優勝を飾った。

 今季残り1レースを残す中で2位以下に30ポイント以上差をつけたタナックは、15年間続いていたフランス勢の総合制覇に終止符を打った。

 最後のパワーステージを制し、今大会2位に入って総合2位とのポイント差を36にまで伸ばしたタナックは「良い気分。今週感じていたプレッシャーについては口にしがたい。別次元だった」とコメントした。

 ここ15年はセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb)が9連覇、セバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier)が6連覇と15年間仏勢がタイトルを手にしており、仏勢以外の総合制覇は2003年のペター・ソルベルグ(Petter Solberg、ノルウェー)氏以来となった。

 今大会を制したのはヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)で、チームメートのダニ・ソルド(Dani Sordo、スペイン)が3位に入った。

 マニュファクチャラーの総合争いではヒュンダイが2位トヨタとのポイント差を10から18に広げている。(c)AFP