【10月29日 AFP】開催中のラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で、南アフリカとの決勝に勝ち上がったイングランド代表。その中で、ロシアに近いことを不安がる言葉から、チームのフランカー陣を称した「カミカゼ・キッズ」まで、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)の口からは今大会も多くの奇抜な発言が飛び出した。

 ここでは、その中でも特に記憶に残る十選を振り返る。

 ロシアに愛を込めて

「スタジアムは最高の雰囲気だった。北にある北海道で試合が開催されるのは、ラグビー界にとって素晴らしいこと。みなさんが思うよりロシアに近いだろうが、4万5000人の観客が集まった」――札幌ドーム(Sapporo Dome)で行われたプールステージ開幕戦のトンガ戦の勝利後、外交関係に口を出すかのように一言。

 どなたか、鼻のバーベキューはいかが?

「彼の鼻の一部で、誰かがバーベキューをするんじゃないかな。誰か拾った人がいると思う」――米国戦で相手のタックルを受け、主将のオーウェン・ファレル(Owen Farrell)の鼻が少し欠けたことについての発言。

 カミカゼ・キッズ

「『カミカゼ・キッズ』は自分の体を顧みずに暴れ回り、われわれの守備の先陣を切る」――バックローのサム・アンダーヒル(Sam Underhill)とトム・カリー(Tom Curry)について、ジョーンズHCはこう発言。この言葉の選び方に日本のメディアは眉をひそめた。

 台風の神

「誰かがわれわれにほほ笑みかけている。台風の神様かもしれないだろ?」――プールステージ最終戦のフランス戦が、超大型の台風19号(アジア名:ハギビス、Hagibis)の接近により中止になったことを受けてコメント。

 キーボードを抱えたファン

「そうだ、誰かニュージーランド代表に質問をしてくれ。ニュージーランドのメディアはしてくれないからね。君たちはキーボードを抱えた単なるファンなんだから、誰かが質問すべきだ」――オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)との対戦を前に、ニュージーランドのメディアを評してこう発言した。