【10月28日 AFP】オーストラリアのビクトリア(Victoria)州警察は28日、同国で初めて、人がいるところに自動車で故意に突入する運転者を殺害する権限を与えられた。

 2017年以降、州都メルボルンではこの種の事件が3件発生し、8人が死亡、45人以上が負傷している。

 新方針により同州の警察官は車両を使った襲撃事件に「断固たる措置」を取ることが求められるようになり、それには犯人の車に別の車をぶつけることや犯人の射殺も含まれるという。

 ビクトリア州警察のシェーン・パットン(Shane Patton)副総監は、この種の事件の制圧や防止のため、犯人の殺害を含む幅広い権限が警察官に与えられたと述べた。(c)AFP