勝利逃したアーセナル、主将ジャカとファンの摩擦に指揮官も苦言
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【10月28日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは27日、第10節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は2-2でクリスタルパレス(Crystal Palace)と引き分けた。試合中にはアーセナルの主将グラニト・ジャカ(Granit Xhaka)とサポーターとの間に摩擦が起き、ウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は苦言を呈している。
ジャカは2点のリードを追いつかれた後半途中にブカヨ・サカ(Bukayo Saka)との交代を命じられると、ゆっくり歩いてタッチラインへ向かった。するとエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)の観客はジャカにブーイングを浴びせ、早くピッチを出るよう促した。
ジャカはこれにいら立ったそぶりをし、さらにはユニホームを脱ぎ捨てて観客に汚い言葉を吐いたように見えた。そしてジャカがエメリ監督の前を通り過ぎ、そのまま控室へつながる通路へ消えると、観客の罵声はさらに激しさを増した。
主将のこうした子どもじみた振る舞いを目の当たりにしたエメリ監督は、ジャカの行動が行き過ぎだったことを認め、「彼は間違っていた。落ち着いてほしいが、あの行動は間違いだった」「選手と一緒に、プレッシャーの中でも良いプレーができるよう取り組んでいる。難しい場面では熱くなることもあるが、クレバーさを失ってはいけない」と話した。
今回の行動を受けて、SNS上では主将の座を剥奪すべきだという声が上がっており、指揮官も引き続き主将を任せるかは明言しなかった。エメリ監督は「今はその話をする時ではない。まずは本人と、それからクラブと話し合う」「今は冷静に彼と話す時だと思う。内輪で(クラブ内で)話し合う必要がある」とコメントしている。
ジャカの行動は、危機に陥りつつあるアーセナルが不穏な空気に包まれていることを露呈するものだった。
チームはソクラティス・パパスタソプーロス(Sokratis Papastathopoulos)とダビド・ルイス(David Luiz)のDF2人の得点で序盤に2点を先行しながら、ルカ・ミリボイェビッチ(Luka Milivojevic)のPKとジョルダン・アイェウ(Jordan Ayew)のゴールで追いつかれた。
83分にはソクラティスが勝ち越しゴールを決めたかに見えたが、その過程でアーセナルの選手にファウルがあったことがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)で確認され、得点は取り消された。また前半のクリスタルパレスのPKも、ウィルフレッド・ザハ(Wilfried Zaha)のダイブという主審の判断をVARが覆して与えられたものだった。
エメリ監督はVARに怒りを見せ、「われわれのパフォーマンスもそうだが、主審とVARの判定についても話せることがあるのではないだろうか」「われわれは良いゴールを決めたが、VARはゴールではないと言った。私も映像をチェックしたが、あれは得点だし、ファウルではない。主審も映像で確認すれば、きっとファウルではないと判断するはずだ」と話した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS