【10月27日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)は27日、準決勝が行われ、SOハンドレ・ポラード(Handre Pollard)が14得点の活躍を見せた南アフリカが19-16でウェールズとの接戦を制し、イングランドが待つ決勝へ駒を進めた。

 緊迫した試合は16-16の同点で延長戦も見えてきた残り4分、ポラードが決勝のペナルティーゴールを落ち着いて決め、2度のW杯制覇を誇る南アフリカが壮絶な蹴り合いを制した。対するウェールズは、1987年、2011年に続き3度目の準決勝敗退となった。

 スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)を率いるラシー・エラスムス(Rassie Erasmus)ヘッドコーチ(HC)は「これでW杯の決勝へたどり着いたが、まだ終わりじゃない。われわれはW杯で優勝したい」と話した。

「決勝では一流のイングランド代表との対戦となるが、自分たちも同じレベルにいる。チャンスを手にし、優勝できるかもしれない。どうなるかは誰にも分からない」

 一方、敗れたウェールズの主将アラン・ウィン・ジョーンズ(Alun-Wyn Jones)は、涙をこらえながら「自分たちの日ではなかった。でもこのジャージーに袖を通し、このスタジアムに来たすべてのファンを代表できたことは誇りに思う」と語った。(c)AFP/Luke PHILLIPS