【10月27日 AFP】19F1第18戦メキシコGP(Mexican Grand Prix 2019)予選で危険なクラッシュを起こしたメルセデスAMG(Mercedes AMG)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)は26日、タイトルを獲得するために「リスクを取らなければならなかった」と話した。

 チームメートであるルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の通算6度目の総合優勝を阻止する可能性を唯一残すボッタスは、「ポジションを上げるために最後のランではリスクを取らなければならないことは分かっていたので、マシンの能力を最大限に絞り出そうとした」とコメントした。

「最終コーナーまでの周回は良かったが、その出口のトラックのほこりっぽい場所で少しワイドに出てしまい制御を失って壁にヒットしてしまった」

「自分は大丈夫だが、申し訳ないことに今夜はガレージの面々に余分な仕事をさせてしまった。あしたは何のペナルティーもなければいい。予選は3位なるチャンスがあったので、クラッシュのことを振り返ると悔しい」

 クラッシュ後にボッタスはサーキットにあるメディカルセンターで検査を受けた。その後チームはツイッター(Twitter)に、「彼は大丈夫! バルテリ・ボッタスはパドックに戻ってきている。素晴らしいニュース」と投稿した。

 27日の決勝ではハミルトンの3台後ろの6番手スタートとなるボッタスだが、高速クラッシュの影響でマシントラブルに見舞われる可能性がある。(c)AFP