【10月24日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は23日、19F1第17戦日本GP(Japan Grand Prix 2019)決勝でブレーキシステムに関する競技規定違反があったとして、ルノー(Renault)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)とニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)を失格にすると発表した。

 13日に行われた日本GP決勝でリカルドは6位、ヒュルケンベルグは10位に入ったが、獲得した合計9ポイントが剥奪されることになった。FIAが発表したコメント文では、「レーシングポイント(Racing Point)によってなされた抗議が認められた結果、ルノーは失格処分となった」と説明された。

「レーシングポイントの抗議内容は、(ルノーが)『事前に設定された周回距離依存型のブレーキバイアス調整システム』に関連し、競技および技術規定とFIA国際モータースポーツ競技規則(FIA International Sporting Code)に違反した疑いがあるというものだった」

 これを受けて日本GPの順位は、フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が6位、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)が7位、レーシングポイントのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)とランス・ストロール(Lance Stroll)がそれぞれ8位と9位、トロ・ロッソのダニール・クビアト(Daniil Kvyat)が10位に繰り上がることになった。

 ルノーは同日、処分に関して異議を申し立てる可能性に言及している。(c)AFP