【10月26日 AFP】25日に行われた米プロバスケットボール(NBA)のシーズン開幕戦でロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)に大敗したゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のスティーブ・カー(Steve Kerr)ヘッドコーチ(HC)が、チームは今回のような結果に慣れていく必要があるかもしれないとの見解を示した。

 ウォリアーズは直近5シーズン連続でNBAファイナルに進出し、うち3回で頂点に立った。しかし、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が退団し、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)は膝の故障で離脱するという激動のオフシーズンを経て迎えた新本拠地チェイス・センター(Chase Center)での開幕戦では、クリッパーズに122-141で敗れる屈辱を味わった。

 カーHCは、就任以降の最多失点を喫した試合後、「(大敗するのは)一度きりではない。これが現実だ」「今年はこういう夜が何度も訪れるだろう。やり抜かないといけない。戦い続け、改善していくしかない。それがプランだ」と話した。

 また、NBA史上最強のチームではないかとも言われた圧巻の5年間の後、下降するのは避けられないと考えるカーHCは、「あまり良い気分ではない」「面白くないが、これがNBAの現実と言えばいいだろうか。この5年はありえないような世界を生きてきたんだ」と付け加えた。

「自分の記憶が正しければ、史上最高の5年だった」「だからこれが現実。23歳以下の選手が9人いる。多くの点で最初からやり直しているところだ」 (c)AFP