【10月26日 AFP】19MLBは25日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第3戦が行われ、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)はホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)とロビンソン・チリノス(Robinson Chirinos)の活躍などでワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)を4-1で下し、シリーズ戦績を1勝2敗とした。

 アストロズは2回、左翼の壁を直撃する二塁打で出塁したカルロス・コレア(Carlos Correa)が、ジョシュ・レディック(Josh Reddick)の左翼への適時打で生還し、1-0と先制した。

 続く3回にはアルトゥーベが左翼線へ二塁打を放つと、この日21歳の誕生日を迎えたフアン・ソト(Juan Soto)のフィールディングエラーの間に三塁に到達。そして、マイケル・ブラントリー(Michael Brantley)の適時打で本塁を踏み、アストロズが2-0とリードを広げた。

 対するナショナルズは、4回にライアン・ジマーマン(Ryan Zimmerman)が四球を選んだ後、ビクター・ロブレス(Victor Robles)が三塁線へ三塁打を放ち、1点を返した。

 ドミニカ共和国出身のロブレスは三塁を陥れた際、チームの守り神となっているサメが口を動かすような動作で大きな拍手をしてスタンドを大いに沸かせたが、後続がスリーバント失敗と凡打に倒れて残塁に終わった。

 するとアストロズは5回、二塁打を放ったアルトゥーベがブラントリーの適時打で生還し、3-1とリードを拡大。

 アストロズは6回にも、チリノスのソロ本塁打で追加点を記録。その裏のナショナルズは、ゲラルド・パラ(Gerardo Parra)を代打に送り、その登場曲として使用されている子ども向けの歌「ベビー・シャーク(Baby Shark)」が流れると、地元ファンが拍手でチームを応援し始めた。

 しかし、ナショナルズはパラが三振に倒れた後、打者2人が出塁するも得点に結びつかず、8回と9回の走者も残塁に終わって敗戦。1ポストシーズでは歴代1位に並ぶ連勝記録も8で途絶えた。

 今シリーズのアストロズと同様に、ホームでのワールドシリーズ第1戦と第2戦を落としたチームのうち、優勝を果たしたのは1996年のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を含めて3チームしかいない。

 26日の第4戦と27日の第5戦は、引き続きナショナルズの本拠地で行われる。(c)AFP/Jim SLATER