【10月25日 AFP】米大リーグ(MLB)のフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)は24日、解任したゲーブ・キャプラー(Gabe Kapler)監督の後任に、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の前監督であるジョー・ジラルディ(Joe Girardi)氏が就任したと発表した。

 球団の再建を図っているフィリーズは、辛酸をなめさせられた2009年のワールドシリーズでヤンキースを率いていたジラルディ氏に白羽の矢を立てた。ヤンキースを10シーズンにわたり指揮したジラルディ氏は、2017年にあと一歩でワールドシリーズ進出を逃して解任された。

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)ゼネラルマネジャー(GM)は、米地方紙フィラデルフィア・インクワイアラー(Philadelphia Inquirer)でジラルディ氏の就任について、「フィリーズは最高の監督を手に入れた」とコメントした。

 55代目の監督にジラルディ氏を迎え入れたフィリーズは、球団側に2023年の延長オプションがついた3年契約を結んだとしている。ジラルディ氏は先日、2020年東京五輪出場を目指す米国代表の監督を辞任し、MLBの指揮官復帰をほのめかしていた。(c)AFP