【10月26日 AFP】19-20フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケート・カナダ(Skate Canada International 2019)は25日、男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、羽生結弦(Yuzuru Hanyu)は109.60点で首位に立った。

 2度の五輪金メダルを誇る羽生は、演技冒頭で4回転サルコーを見せると、さらに見事なトリプルアクセルを決めるなど圧巻の演技。終盤のコンビネーションジャンプでは難を逃れて、89.05点のカムデン・プルキネン(Camden Pulkinen、米国)を2位に、84.08点のナム・グエン(Nam Nguyen、カナダ)を3位に抑えた。

 自身のGPシリーズ今季初戦を迎え、「70か60」パーセントの状態という羽生は「いくつかの部分で少し残念だと感じている」としつつも、「シーズンに向けてはかなり良いステップ」になったとコメントしている。

 羽生はこれまで見事な戦績を残しているものの、スケート・カナダでは3度の準優勝が最高成績で、これまでタイトルを手にしたことがない。

 日本勢では、田中刑事(Keiji Tanaka)は80.11点で5位につけている。

 アイスダンス・リズムダンス(RD)では、米国のマディソン・ハベル(Madison Hubbell)/ザカリー・ダナヒュー(Zachary Donohue)組が83.21点で、ペア・SPではロシアのアレクサンドラ・ボイコワ(Aleksandra Boikova)/ドミトリー・コズロフスキー(Dmitrii Kozlovskii)組が76.45点でそれぞれ首位に立っている。(c)AFP