【10月26日 AFP】19-20フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケート・カナダ(Skate Canada International 2019)は25日、女子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、紀平梨花(Rika Kihira)が81.35点で首位発進を飾った。

 昨季のGPシリーズでファイナルを含む出場大会3戦全勝を記録しながらも、今年3月の世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2019)では4位に終わった紀平は、代名詞のトリプルアクセルをはじめ、3回転のフリップとトーループのコンビネーションや3回転ループのジャンプを含めた演技で2位に3.13点差をつけた。

 紀平は演技後、「トリプルアクセルと3回転トーループの質が良かった。練習通り」「だけど、緊張していた部分もあって、スピンはあまりうまくいかなかった。明日の練習では、ジャンプとスピンに集中したい」とコメントした。

 一方、15歳にして韓国選手権(South Korean Figure Skating Championships)で通算3度の優勝を誇る劉永(Young You、ユ・ヨン)も、トリプルアクセルを成功させるなどして自己ベストの78.22点を記録し、2位の好位置につけた。

 もう一人の15歳、ロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ(Alexandra Trusova)は、74.40点で3位に続いている。

 先日のジャパンオープン(2019 Figure Skating Japan Open)では4種類の4回転ジャンプに着氷したトゥルソワは、(SPの規定により)4回転ジャンプは跳ばなかった。

 エフゲニア・メドベデワ(Evgenia Medvedeva、ロシア)は62.89点で6位と遅れ、本田真凛(Marin Honda)は59.20点で10位となっている。(c)AFP