【10月26日 AFP】(更新)チリの首都サンティアゴで25日、経済改革やセバスティアン・ピニェラ(Sebastian Pinera)大統領の辞任を求めて約100万人が大規模なデモ行進を行った。チリ史上最大のデモ行進とみられる。

 南米で最も安定した国の一つと見なされていたチリは、今月18日から国内各地で暴動が相次いで死者も出るなど、過去数十年で最大の混乱に陥っている。

 サンティアゴのカルラ・ルビラル(Karla Rubilar)市長はツイッター(Twitter)で、「新しいチリの夢を象徴する100万人近くの人による平穏な行進」を称賛し、「歴史的な日」だと述べた。

 デモ行進の実施後、ピニェラ大統領はツイッターに「大規模で朗らか、平和的な今日のデモ行進でチリ国民は、チリにより公正で支え合う国であってほしいと要求し、未来と希望への偉大な道が開いた。われわれはそのメッセージを聞いた。われわれは変わった。団結と神の助けにより、われわれは全ての人にとってより良いチリに向かって進むだろう」と投稿した。(c)AFP