【10月25日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)は24日、第3節の試合が各地で行われ、グループFのアーセナル(Arsenal)は、途中出場のニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)が終盤に直接FKを2本沈めてビトリア・ギマラエス(Vitoria Guimaraes)に3-2で逆転勝利。3戦全勝でグループFの首位に立った。

 3節を終えて全勝のチームは、アーセナルの他に、同日デュドランジュ(F91 Dudelange)に3-0で勝利したグループAのセビージャFC(Sevilla FC)のみとなっている。

 敵地でパルチザン・ベオグラード(Partizan Belgrade)に1-0で勝利したマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は、勝ち点を7に伸ばしてグループL突破に前進した。43分にアントニー・マルシアル(Anthony Martial)がPKでこの試合唯一の得点を記録したユナイテッドは、枠内シュート数は相手の8本に対し3本だったが、アウェーで3月以来となる白星を飾った。

 多くの死者を出した飛行機事故「ミュンヘンの悲劇」の発生当時、「バスビー・ベイブス(Busby Babes)」と呼ばれたユナイテッドの選手が最後にプレーした舞台がベオグラードだったため、この日は犠牲者を哀悼し、キックオフ前にはセレモニーが開催された。

 グループEはホームでラツィオ(SS Lazio)に2-1で逆転勝ちしたセルティック(Celtic)が首位を維持。また、グループDはリンツ(LASK Linz)と本拠地で0-0で引き分けたPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)がトップの座を守っている。

 グループGのグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)対FCポルト(FC Porto)は1-1の引き分けに終わり、グループKではウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)がスロバン・ブラチスラバ(Slovan Bratislava)を2-1で下した。(c)AFP/Peter BERLIN