【10月20日 AFP】ラグビーオーストラリア代表のマイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)が20日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)準々決勝でイングランドに完敗を喫したことを受け、辞任を表明した。就任当初は好調だったものの、5年間の指揮官生活は批判と失望の中で幕を下ろした。

 今年限りで契約が切れる52歳のチェイカHCは、以前からW杯で優勝できなければ指揮官の座を降りると示唆していた。

 19日に16-40でエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)率いるイングランドに敗れた直後は口を閉ざしていたものの、チェイカHCはその試合が自身最後の一戦になったと明かした。

 チェイカHCは記者団に対し「今年の頭に、勝てなければ指揮は執らないと言っていた」「私は自分の言ったことに常に立ち戻るタイプの人間だ。試合終了の笛で分かってはいたが、落ち着いて、みんなと話してはっきりさせるために少し時間がほしかった」とコメントした。

 後任については、現在スコットランドのクラブチームを指揮するニュージーランド出身のデイブ・レニー(Dave Rennie)HCが最有力候補と目されている。(c)AFP