【10月20日 AFP】19MLBは19日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)が9回裏にサヨナラの2点本塁打を放ったヒューストン・アストロズ(Houston Astros)が6-4でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を振り切り、ここ3年で2回目となるワールドシリーズ行きの切符を手に入れた。

 試合は後半に守備で二つのビッグプレーが飛び出したアストロズが、4-2とリードして9回に突入。ヤンキースもDJ・ルメイユ(D.J. LeMahieu)の2点本塁打で一時は4-4の同点に追いついたが、迎えた9回裏、2死一塁からアルトゥーベが左翼への本塁打を放ち、アストロズが劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

 これで戦績を4勝2敗としたアストロズはア・リーグ王者に輝き、本拠地で22日から始まるワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)とのワールドシリーズで、2017年以来2年ぶりの世界制覇を狙う。

 試合は初回、アストロズのユリエスキ・グリエル(Yuli Gurriel)がヤンキース1番手のチャド・グリーン(Chad Green)から3点本塁打を打って先制し、グリーンを1回で諦めさせると、2安打1失点と同じく不安定だったブラッド・ピーコック(Brad Peacock)に1回3分の2で見切りをつけ、その後は継投策で相手にリードを許さず回を重ねた。

 得点圏に走者を背負った6回表には、ジョシュ・レディック(Josh Reddick)がブレット・ガードナー(Brett Gardner)の浅い飛球をダイビングで捕球してヤンキースに得点を許さず。7回表には、負けじと今度はマイケル・ブラントリー(Michael Brantley)が同じようなダイビングキャッチを見せると、さらに飛び出していた走者のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)を鋭い送球で併殺に仕留め、この回のヤンキースの攻撃を終わらせた。

 それでもヤンキースは9回にルメイユの右翼への本塁打で同点に追いついたが、アストロズもその裏、ジョージ・スプリンガー(George Springer)が四球を選ぶと、アルトゥーベがヤンキース守護神のアロルディス・チャップマン(Aroldis Chapman)から約125メートルのサヨナラ本塁打を放ち、試合に決着をつけた。(c)AFP