【10月15日 AFP】(更新)トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は15日、シリア北部でトルコ軍が展開する、クルド人勢力に対する軍事作戦について、「われわれの目標が達成される」までやめることはないと述べた。

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 アゼルバイジャンの首都バクーでの会議に出席したエルドアン大統領は、「神のおぼしめしがあれば、われわれは直ちに(戦略的要衝であるシリアの)マンビジ(Manbij)からイラク・トルコ国境にわたる地域を安全にし、第1段階として100万人、その次に200万人のシリア難民を自らの意思で故郷に帰還できるようにする」と述べた。

 YPGに対する軍事作戦は7日目に突入。エルドアン大統領は、これまでにシリア領土のうち約1000平方キロが「分離派テロリスト組織から解放された」と話した。

 トルコはシリアのクルド人民兵組織「クルド人民防衛部隊(YPG)」を、トルコ国内のクルド人反政府勢力の分派である「テロリスト」と見なしている。

 トルコは同国が受け入れているシリア内戦の難民360万人の大半を送り返すべく、シリア北部一帯に安全地帯の設置を計画している。(c)AFP