【10月17日 CNS】秋の収穫シーズンを迎え、中国・貴州省(Guizhou)畢節市(Bijie)大方県(Dafang)の農業合作社では、村人らが特産の「皺椒(Zhoujiao、訳注:しわのある辛みの強いトウガラシ)」の分別、搬送、乾燥などの作業で多忙を極めていた。

 近年、大方県では海抜の高さと気候や土壌条件に適したトウガラシ栽培に力を入れ、トウガラシを産業として育てている。当地政府は農業技術者を招き、県内のトウガラシ栽培の専門的人材とともに技術指導チームを作り、トウガラシ産業の発展に必要な技術指導やサービスを行い、無農薬栽培や水肥一体化などの進んだテクノロジーの普及活動を進めているとしている。

 今年の大方県のトウガラシ作付面積は約137ヘクタール、生産量は干しトウガラシ約2万トン、生トウガラシ約21万トン、このほかトウガラシ粉、トウガラシ調味料などのトウガラシ製品約1500トン、売り上げは6億元(約92億円)とのことだ。(c)CNS/JCM/AFPBB News