【10月12日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は11日、各地で行われ、グループAのイングランドは1-2でチェコに敗れ、本大会進出を決めるチャンスを逃した。

 敵地プラハに乗り込んだイングランドは、5分にハリー・ケイン(Harry Kane)のPKで先制したが、すぐさまCKからヤクブ・ブラベツ(Jakub Brabec)の代表初ゴールで同点に追いつかれた。

 するとアウェーのイングランド戦で0-5の大敗を喫していたチェコは85分、途中出場で代表デビューを飾ったズデネク・オンドラセク(Zdenek Ondrasek)が決勝ゴールをたたき込み、イングランドの予選での無敗を43で止めた。

 イングランドを率いるギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督は試合後、英ITVに対し「ここ数年のわれわれは素晴らしかったと思うが、今夜は力が足りなかった」「パフォーマンスがそこまで良くなかった。それだけだ。典型的な形でチャンスを与え、失点を許した」と話した。

 イングランドは依然としてグループAの首位に立っているが、消化試合が一つ多いチェコとは勝ち点で並んでいる。イングランドは14日のブルガリア戦で勝利すれば、コソボ対モンテネグロ戦の結果次第で本戦出場が決まる。

 グループHのフランスは、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)のPKでアイスランドとのアウェーゲームを1-0で制した。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)王者のフランスは、勝ち点18で首位トルコと並んでおり、ホームで行われる14日の直接対決で勝利すれば、本大会への切符を手にすることができる。

 グループBのポルトガルは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のキャリア通算699ゴール目などでルクセンブルクを3-0で下した。

 ホームのポルトガルは前半にベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)が先制点を挙げると、65分にはロナウドの代表通算94ゴール目が生まれ、終盤にはゴンサロ・ゲデス(Goncalo Guedes)がダメ押しのチーム3点目を入れた。

 2位ポルトガルは次戦、5ポイント差で首位を走るウクライナと敵地で対戦する。そのウクライナは同日、リトアニアに2-0で勝利し、本大会出場へ前進している。(c)AFP/Martyn WOOD