【10月11日 AFP】第49回世界体操競技選手権(49th FIG Artistic Gymnastics World Championships)は10日、ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)で女子個人総合決勝が行われ、米国のシモーネ・バイルス(Simone Biles)が5度目の優勝を果たし、同大会で16個目となる金メダルを獲得した。

 8日に行われた女子団体決勝でも金メダルを獲得した22歳のバイルスは、この日も素晴らしい演技を披露し、世界体操で通算22個目のメダルを手にした。

「光栄なこと。とても高揚している」とコメントしたバイルスは、中国の16歳、唐茜靖(Xijing Tang、タン・シジン)を銀メダルに、ロシアのアンジェリーナ・メルニコワ(Angelina Melnikova)を銅メダルに抑えた。

 2位と2.1点の差は、2016年リオデジャネイロ五輪の同種目を制した時と同じで、世界体操では自身最大となった。

 世界体操における女子選手の歴代最多メダル数を更新したバイルスは、ベラルーシのビタリー・シェルボ(Vitaly Scherbo)氏が持つ男女通じて最多の23個にあと一つと迫った。バイルスは今週末に行われる四つの種目別決勝で、シェルボ氏の記録を更新する可能性がある。(c)AFP/Ryland JAMES