【10月2日 AFP】ラグビーオーストラリア代表は2日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)・プールDのウルグアイ戦に臨む登録メンバーを発表し、先発に名前を連ねた19歳の新星ジョーダン・ペタイア(Jordan Petaia)が、W杯で代表デビューを飾る見込みとなった。

 ペタイアは今季、スーパーラグビーのレッズ(Queensland Reds)で負傷したため代表デビューが遅れていたが、5日のウルグアイ戦に向けたメンバーで左のウイングに入った。チームを率いるマイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)も、今年はプレー時間が限られていたが、デビューの準備は整っていると話している。

「非常に楽しみだ。春のツアーで初キャップにかなり近づいて、練習でも調子が良さそうだから、大きなチャンスになる」「W杯でデビューを飾れる選手は少ないし、その意味では何かを持っている選手なのだろう。優れた若者だし、自らの両手でこのチャンスを必ずつかみ取ると思っている」

 ペタイアは2018年11月のイタリア戦でもメンバーに選ばれていたが、太ももの負傷で出場はかなわず、9月に行ったサモアとの試合でも、同様の問題でデビューはお預けとなっていた。チェイカHCは「ジョーダンは豊かな才能の持ち主で、それを初めて試合で見ることができる。彼と一緒に臨む最初の試合だ」とコメントした。

 W杯での代表デビューは、オーストラリアでは2007年大会に出場したベリック・バーンズ(Berrick Barnes)以来となる。また19歳でのW杯出場は同国最年少となるが、本人は試合直前にまたけがをしないことを心掛けているようだ。

「まずは今週を乗り切ることだけを考えるよ。ジンクスにはしたくないからね」「とにかく無事に土曜日のゲームにたどり着くことだし、あとはそこでどうなるかだ」「ワクワクしているし、試合が待ちきれない」

 チェイカHCは、ウェールズ戦の先発フィフティーンのうち、主将のマイケル・フーパー(Michael Hooper)ら3人を除いた12人を入れ替えた。ウェールズ戦で25-29の痛恨の敗戦を喫したオーストラリアは、プール2位通過が現実的な目標となっている。(c)AFP/Talek HARRIS