【10月5日 CNS】華為技術(ファーウェイ、Huawei)の消費者事業グループの余承東(Yu Chengdong)CEO(最高経営責任者)によると、今年1~8月の消費者事業部門のビジネスは高成長を続け、スマートフォンの出荷台数が前年同期比で26%増、ノートパソコンは249%増、スマートオーディオ製品は256%、スマートウエアラブル製品は278%増となった。

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 ファーウェイは9月26日に上海で「Mate 30」シリーズのスマートフォンを発表した。「Mate 30」シリーズは同社の代表的なモデルで、少し前にドイツで発表され、アップルのiPhone 11シリーズの対抗モデルと見なされている。「Mate 30」シリーズはこれまでと同様、アンドロイドOSを採用しているが、グーグルアプリは未搭載だ。

 同社のスマホの中国国内における販売は好調で、例えば、全シリーズの最低価格はわずか3999元(約6万円)だ。4G全キャリア対応型の8GB+128Gモデルは国内価格4299元(約6万5000円)、海外での売価は799ユーロ(約9万4000円)となっている。「PORSCHE DESIGN Mate 30RS」は国内価格1万2999元(約19万7000円)、海外の売価は2095ユーロ(約24万7000円)だ。

 創業者の任正非(Ren Zhengfei)氏は、今年のスマホ販売は2億7000万台と予測している。この数字は2018年の2億600万台に比べ30%を超える増加率となる。また、メディアの報道によると、米クアルコム(Qualcomm)社はファーウェイに対する部品供給を再開した。(c)CNS/JCM/AFPBB News