■新しい絆

 イスタンブールの大学でウイグル経済を教えるブルハン・サイティ(Burhan Saiti)教授は、どのようなメッセージも送ることは「不可能だ」と指摘する。「もし親族らに連絡を取れば、中国政府は彼らを強制収容所に連れて行くだろう」

 国を離れたウイグル人は、家族と連絡が取れなくなるという大きな代償を支払った。だが、彼らは逃れてきた地で絆を再構築しようとしている。

 ジムでキックボクシングを教える男性は、「私の周辺の人はみんな家族と連絡が取れない。それが私たちを結束させている。これは私にだけに起こっていることではなく、ウイグル人全員が経験していることだ」と語った。(c)AFP/Eric RANDOLPH