【9月29日 AFP】28日に行われたラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のアイルランド戦で、会心の勝利を飾った日本の主将リーチマイケル(Michael Leitch)が、「日本にインパクトを与えられた」と勝利を喜んだ。

 この日はゲームキャプテンをピーター・ラブスカフニ(Pieter Labuschagne)に任せ、ベンチから試合開始を迎えたリーチだが、アイルランドに3-12とリードを許した30分に交代で投入されるとチームのムードを大きく高め、その後の逆転勝利につなげた。

 4年前のイングランド大会の南アフリカ戦で34-32の金星にチームを導き、名声を高めたリーチは「すべて出せた。日本にかなりインパクトを与えられた」「4年前は期待されていない中での特別な勝利だったが、今回は期待の中で世界2位のチームを倒すことができた」とコメントした。

 チームを率いるジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)からは、初戦のロシア戦の出来を踏まえて控えに回すと告げられたという。それでもリーチは「先発かどうかに関係なく、チームのためにできることがあるし、試合に入ったときはインパクトを残そうと思っていた。フィールドでは声を出し続けた」と話した。

 さらにリーチは、目標とする史上初のW杯ベスト8入りについて、前回大会は3勝を挙げながらプールステージを突破できなかったことを指しながら「これで終わりじゃない」とも話している。

「ロッカールームでもその話をした。少し喜んで、ビールも少し飲んだけどそれだけ。パーティーはロッカールームで終わりにする」「この後はホテルへ戻ってサモア戦に目を向ける。だけどアイルランドに勝てたのはすごく大きい。スコットランド戦もあるが、そこでも仕事ができたら、最高の位置につけられると思う」 (c)AFP/Alastair HIMMER