【9月27日 AFP】男子プロテニス協会(ATP)は26日、オーストラリアのニック・キリオス(Nick Kyrgios)に対し、ここ12か月にわたりコート上で「悪質行為」を繰り返したとして、16週間の出場停止処分を科した上で6か月間の保護観察期間を設けると発表した。

 ATPは今回の処分について、オフシーズンに行動管理に関する専門家のサポートを模索するなど、協会から義務づけられたいくつかの厳しい条件に従うことで先送りにするとしており、「6か月間の猶予期間が終了して上記の条件が満たされれば、処分は解除される」と述べると、罰金2万5000ドル(約270万円)についても同様の条件が適用されると補足した。

 先月米シンシナティ(Cincinnati)で開催されたウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)で、キリオスはカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)に敗れた2回戦でラケット2本を破壊したほか、主審に暴言を浴びせた揚げ句に唾を吐くなどの騒動を起こした。

 この件に関して調査を開始したATPは、ボールアビューズ(乱暴な取り扱い)、無許可でのコート立ち去り、わいせつな言動、スポーツマンらしからぬ行為で、同選手に合計11万3000ドル(約1200万円)の罰金処分を科した。

 しかし、5月のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2019)でも、キリオスは椅子をコートに投げ入れるなどして失格となった上に罰金を科される問題を起こしており、ATPは追加調査を行っていた。

「調査の結果、キリオスはATP規約に重大な違反と定められている悪質行為におよんだと結論づけられた」「キリオスがここ12か月にわたり、審判と観客の両方あるいは片方に対して暴言を繰り返すという規則違反を犯していたことが調査で判明した」

 24歳のキリオスは、5日以内に異議申し立てをすることができる。(c)AFP