【9月26日 AFP】ラグビーアイルランド代表のジョー・シュミット(Joe Schmidt)ヘッドコーチ(HC)は26日、2日後に控えるW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の日本戦に向けた先発15人を発表し、SOジョニー・セクストン(Johnny Sexton)を危険にさらさない決断を下した。

 シュミットHCは、27-3で勝利したチーム初戦のスコットランド戦から4人を変更。その試合で太ももに張りを覚えた2018年のワールドラグビー(World Rugby)年間最優秀選手のセクストンに復調の時間を与えるため、休養させるつもりだと話した。

 静岡での一戦でジャック・カーティ(Jack Carty)をプレーメーカーに起用したシュミットHCは「ジョニー(セクストン)は外れたことを決してうれしく思っていない」とし、「スコットランド戦では多少有利だったこともあって、ベンチに下げることを考えたが、チームには自信があった」「彼は体調を維持していて、戻ればまた全力でやってくれる男だ」と語った。

 ロシア戦でのセクストン復帰の可能性を示唆した上でシュミットHCは、カーティがこのチャンスに応えてくれるだろうと続けた。

「彼はとても落ち着いているし、簡単に動揺したりはしない。自分が犯しそうなミスや、プレッシャーをかけてくる相手に気を取られたりはしない」

 これまでW杯8強に進出した経験がないアイルランドだが、大会開幕戦でロシアを30-10で下した日本に勝利するだろうと見込まれている。それでもシュミットHCは、4年前のイングランド大会(Rugby World Cup 2015)で南アフリカから勝利を挙げたブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)を、見くびったりはしないと語った。

「彼らは十分に準備を重ねてきた。今年の合宿期間は180日から200日だ」「試合におびえるとは思わないし、かなりモチベーションを上げてくるだろう」

 日本戦に臨むアイルランドの登録メンバーは以下の通り。

先発メンバー:ロブ・カーニー(Rob Kearney)、キース・アールズ(Keith Earls)、ギャリー・リングローズ(Garry Ringrose)、クリス・ファレル(Chris Farrell)、ジェイコブ・ストックデール(Jacob Stockdale)、ジャック・カーティ、コナー・マレー(Conor Murray)、CJ・スタンダー(CJ Stander)、ジョシュ・バンダーフリアー(Josh Van der Flier)、ピーター・オマホニー(Peter O'Mahony)、ジェームズ・ライアン(James Ryan)、イエイン・ヘンダーソン(Iain Henderson)、タイグ・ファーロング(Tadhg Furlong)、ロリー・ベスト(Rory Best)、シアン・ヒーリー(Cian Healy

リザーブメンバー:ショーン・クローニン(Sean Cronin)、デビッド・キルコイン(David Kilcoyne)、アンドリュー・ポーター(Andrew Porter)、タイグ・バーン(Tadhg Beirne)、リース・ルドック(Rhys Ruddock)、ルーク・マグラス(Luke McGrath)、ジョーイ・カーベリー(Joey Carbery)、ジョーダン・ラーマー(Jordan Larmour

(c)AFP/Alastair HIMMER