【9月26日 AFP】サッカーイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2019-20)は25日、3回戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)はジェームス・ミルナー(James Milner)とキヤナ・フーバー(Ki-Jana However)のゴールで、フットボールリーグ1(3部)のミルトン・キーンズ・ドンズFC(Milton Keynes Dons FC)に2-0で勝利した。

 この試合では、16歳174日でスターティングメンバーに名を連ねたFWハーヴェイ・エリオット(Harvey Elliott)が、リバプールの公式戦における最年少の先発出場記録を更新。途中出場も含めると、2012年4月のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich AlbionWBA)戦でジェローム・シンクレア(Jerome Sinclair)が樹立した16歳6日に次ぐ2番目に若い出場記録となった。

 シュートがクロスバーを2度たたくなどゴールに迫ったエリオットは、16歳らしからぬ自信あふれるプレーを披露した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督はエリオットについて、「これだけの才能を持った16歳がチームにいるのは良いこと」とコメントした。

「彼は素晴らしい才能を持つ少年。状況判断が非常にうまく、向上したがっている。いずれは常に特別な選手になるだろうし、きょうは試合を通して非常に良かった」「やや不運だったが、運が味方していれば得点を決めていただろう。彼は優れた選手だが、きょうは全員が良かった」

「このチームには能力が低い若手はいない。だから、彼らにこうした試合を経験させ、起用を続けようとすることができるのは重要」

 高い評価を受けているエリオットは、フラム(Fulham)に所属していた昨シーズンもミルウォール(Millwall)とのリーグカップで15歳174日という最年少出場記録を樹立しており、記録の更新は何も目新しいものではない。

 エリオットはこの夏加入したばかりだが、時間をかけることなくリバプールの記録にその名を刻んだ。

 エリオットはフラムの一員としてプレミアリーグでわずか2試合にしか出場しておらず、古巣は昨季2部への降格が決まった。

 しかし、その余りある才能が認められ欧州王者リバプールへの移籍が実現すると、すでにプレシーズンの間にクロップ監督に強い印象を与え、先日はU-21チームの一員として臨んだカップ戦で得点を挙げた。(c)AFP