【9月23日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは22日、第6節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は敵地でウェストハム(West Ham)に0-2で敗れた。

 前半終了間際、アンドリー・ヤルモレンコ(Andriy Yarmolenko)にゴールを許し、終盤にアーロン・クレスウェル(Aaron Cresswell)に華麗なFKを決められたユナイテッドは、公式戦では3月の試合を最後にアウェーゲームで勝利できていない。

 マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督が率いるウェストハムは、シーズン初戦でマンチェスター・シティ(Manchester City)に0-5で敗れたものの、その後は無敗を維持しており、6試合を終え5位に浮上した。

 前日にはマンチェスター・シティ(Manchester City)がワトフォード(Watford FC)を8-0で粉砕しており、1995年のイプスウィッチ・タウン(Ipswich Town)戦でマークした9-0というプレミアリーグの最大得点差記録に並ばれかけたユナイテッドにとっては、きゅうを据えられる一日となった。

 ポール・ポグバ(Paul Pogba)とアントニー・マルシアル(Anthony Martial)が欠場したユナイテッドは、中盤でひどく創造性を欠き、攻撃面でも迫力がなかった。

 チェルシー(Chelsea)とのシーズン初戦を4-0でものにしたユナイテッドは、プレミアリーグの開幕6試合ですでに2敗を喫しており、昨シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で劇的な逆転勝利を収めたパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)戦を最後に、公式戦では敵地で勝利できていない。

 ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、選手たちが標準以下のパフォーマンスを見せたにもかかわらず平静を装い、チームはチャンスをものにできなかったと話した。

 スールシャール監督は、「われわれはチャンスを十分につくれなかったが、決定機を演出した。われわれはそれを生かすことができず、相手はものにした」「(ウェストハムも)それほどチャンスはつくれなかった」とコメントした。

 この一戦では、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が後半に途中交代して、さらに問題が悪化する中、スールシャール監督は前線で決定力を欠いたと認めた。

「試合の重要な局面で、試合の流れを自分たちに有利なように傾けることができる。しかし、心構えや強い思いはあったし、それは問題ではない。(問題は)判断の質であり、時には実行に移したときの質でもある」 (c)AFP/John WEAVER