【9月25日 AFP】英国のボクシング元世界王者で、現在55歳のナイジェル・ベン(Nigel Benn)氏が、驚きの現役復帰を決断し、11月に復帰戦を予定していることが分かった。プロモーターは「世界一元気な55歳」とベン氏の状態に太鼓判を押している。

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 前回の現役時代にミドル級とスーパーミドル級の王座を獲得したベン氏は、プロのリングを離れて23年近くになるが、11月23日に復帰戦に臨むものとみられており、9月26日に記者会見を設定している。

 プロモーターを務めるマーク・ピータース(Mark Peters)氏は、英BBCに対して「ナイジェルはただボクシングを離れ、グローブを壁にかけたまま一切トレーニングをしていなかったわけじゃない。彼はきっと、世界一元気な55歳だ」と話している。

「1日2回の練習を続けていて、シャドーボクシングはどこでもやる。リングに上がれる体じゃないと思っていたら、私だってサポートはしていない」「これは彼の人生で、彼には戦う権利がある。本人にとっては、これがけじめなんだろう」

 試合は英国ボクシング管理委員会(British Boxing Board of Control)ではなく、ブリティシュ&アイリッシュ・ボクシング機関(BIBA)の公認で開催される予定となっている。(c)AFP