【9月23日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは22日、第6節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は終盤のピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)の決勝FKでアストン・ビラ(Aston Villa)に3-2で勝利した。

 リーグ戦で4試合ぶりの白星を手にしたアーセナルは、ホームで貴重な勝ち点3を獲得し、4位に浮上している。

 アーセナルを率いるウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は試合後、リードされた状況から2度追いつき、10人ながら逆転勝利を収めたチームを称賛しながら「きょう持ち帰るのは二つ。一つ目はチームの特徴や精神力、サポーターとの関係。二つ目はどうすれば守備面を改善できるのかということ」とコメントした。

 この日のアーセナルは、選手がそろっていた時間帯でも再び守備のもろさを露呈。前半を優位に進めたのはアウェーのビラだった。

 20分、アンワル・エル・ガジ(Anwar El Ghazi)がクロスを送ると、ジョン・マッギン(John McGinn)がうまく抜け出して合わせ、ビラが先制した。

 41分には、アーセナルのエインズリー・メイトランドナイルズ(Ainsley Maitland-Niles)がニール・テイラー(Neil Taylor)に軽率なスライディングタックルをし、この日2枚目のイエローカードを受け退場処分となった。

 それでもアーセナルは60分前、マッテオ・グエンドウジ(Matteo Guendouzi)がペナルティーエリア内でビョルン・エンゲルス(Bjorn Engels)に倒されると、これをニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)が決めて1点を返した。

 エメリ監督は、オーバメヤンをPKキッカーに任命していたが、同選手がクラブ最高額となる7200万ポンド(約96億5000万円)の移籍金で加入したペペに初ゴールを決めさせるため、キッカーを譲ったと認めている。

 しかし喜びもつかの間、アーセナルは守備の穴を再び突かれた。中盤でジャック・グリーリッシュ(Jack Grealish)に突破を許すと、最後はウェスリー(Wesley Moraes)に勝ち越しゴールを決められた。

 アーセナルは残り10分ごろまでビラGKトム・ヒートン(Tom Heaton)に攻撃を食い止められていたが、81分にカラム・チェンバース(Calum Chambers)がアーセナルで2016年以来となるゴールを決め同点に追いついた。

 そして迎えた84分、オーバメヤンはペナルティーエリアの外側でファウルを受けると、FKで今季の公式戦7ゴール目を決め、チームを勝利に導いた。(c)AFP/Kieran CANNING