【9月22日 AFP】19-20スペイン1部リーグは21日、第5節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は0-2でグラナダ(Granada CF)に敗戦。現在のスターと未来のスターの両方をピッチに送り出したが、リオネル・メッシ(Lionel Messi)とアンス・ファティ(Ansu Fati)のどちらもチームを救うことはできなかった。

 まだ先発できるコンディションではないと判断されたメッシ、そしてこのところリーグ戦を盛り上げている16歳のファティは、どちらもベンチで試合開始を迎え、グラナダのラモン・アジーズ(Ramon Azeez)に先制点を許し、1点を追う後半開始からピッチに入ったが、次の1点を決めたのはまたしてもグラナダで、アルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)のハンドで得たPKをアルバロ・バディージョ(Alvaro Vadillo)が決めた。

 バルセロナは開幕5試合で2勝しか挙げることができず、敵地ではいまだ未勝利。昨季はシーズンを通じて3敗しかしなかったチームが、今季はすでに2敗目を喫している。5試合で勝ち点7は1994年より後では最悪の滑り出しで、メッシが公式戦2試合連続で出場し、8月から悩まされているふくらはぎの負傷がようやく癒えた様子をうかがわせたことが数少ない明るい話題となった。

 チームを率いるエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「もちろん憂慮している」「結果が出ていないし、2試合か3試合でそういうことが起こってるのだから、良いプレーができていないということだ」とコメントした。

 対するグラナダは、同日セルタ(Celta de Vigo)とスコアレスドローに終わったアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を抜いて暫定首位に立っている。22日の結果次第では、セビージャFC(Sevilla FC)、レアル・マドリード(Real Madrid)、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)などに首位浮上のチャンスがある。(c)AFP/Thomas ALLNUTT