【9月19日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は18日、準々決勝の第2戦が行われ、鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は広州恒大(Guangzhou Evergrande FC、中国)と1-1で引き分け、2戦合計スコア1-1ながらアウェーゴール差で敗退となった。

 2013年と2015年に同大会を制している広州は、3週間前の第1戦をスコアレスドローで終えており、この日敵地での第2戦を1-1で引き分けたことで、タイトル奪還にまた一歩近づいた。

 広州を率いるファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督は、前半に貴重なアウェーゴールを手にした後、立て続けにワールドクラスのセービングを披露してチームを救ったGK曾誠(Cheng Zeng、ゼン・チェン)に感謝することになるだろう。

 前半は慎重な立ち上がりになるなど見せ場はほとんどなかったが、40分に右サイドのCKからタリスカ(Anderson Talisca)がヘディングを決め広州が先制すると、試合は活気づいた。

 後半に入ると、同大会の決勝トーナメントでホーム6連勝中の鹿島は広州ゴールを脅かし、51分にはレオ・シルバ(Leo Silva)のシュートが味方のセルジーニョ(Sergio Antonio Soler de Oliveira Junior 'Serginho')に当たって、ラッキーな形で同点に追いついた。

 勝ち上がるためにはさらに得点が必要な鹿島の大岩剛(Go Oiwa)監督は、残り20分ほどになると相馬勇紀(Yuki Soma)と上田綺世(Ayase Ueda)の両アタッカーを投入し、全力で決勝点を狙いにいった。

 しかし、これ以上得点を挙げることができず、鹿島の連覇の夢は準々決勝でついえることとなった。

 広州は来月行われる準決勝で、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)と対戦する。この一戦に勝利したチームは、ホームアンドアウェー方式の決勝でアル・サード(Al-Sadd、カタール)とアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)の勝者と顔を合わせる。(c)AFP