【9月18日 AFP】イスラエルで17日行われた総選挙の出口調査3件すべてで、ベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相の与党リクード(Likud)とベニー・ガンツ(Benny Gantz)元軍参謀総長率いる中道連合「青と白(Blue and White)」の獲得議席が僅差になるとの結果が示された。

 調査は同国の各テレビ局が別々に実施したもの。いずれも、リクードと最大の対抗勢力である「青と白」が定数120のうち31議席から34議席ずつ獲得するとの結果を示している。

 また、キャスチングボートを握る可能性のあるアビグドル・リーベルマン(Avigdor Lieberman)前国防相の民族主義政党「わが家イスラエル(Yisrael Beitenu)」は、多ければ8議席から10議席を獲得する見通し。

 過去の出口調査結果は実際の獲得議席と食い違ってきたが、今回の調査がおおむね正確だった場合、ネタニヤフ、ガンツ両氏のどちらかが政権樹立に向けて難しい交渉を迫られる。(c)AFP/Mike Smith with Alexandra Vardi in Tel Aviv