【9月15日 AFP】20日に行われるラグビーW杯(Rugby World Cup 2019)開幕戦で、日本と対戦するロシア代表のリン・ジョーンズ(Lyn Jones)ヘッドコーチ(HC)が、自分たちは「よろけながら」大会に入ってきた立場だと準備の面での不利を嘆き、日本戦へ向けて弱気をのぞかせた。

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 世界ランキング20位のロシアは、欧州地区で本大会出場を争っていたスペイン、ベルギー、ルーマニアがいずれも出場資格のない選手を起用して失格になったため、2018年5月に繰り上がりで史上2回目の本大会出場が決まった。

 ジョーンズHCはそのことを指しながら「われわれは他のチームの違反により、よろけながらこの大会に入ってきた。遅れて名乗りを上げた立場だ」とコメントした。

「4年分の作業を1年に詰め込んだようなものだ。それによって難しい部分も多く、一貫性も欠けていたが、それでもやりながら学んでいった」「われわれの準備期間は1年。対して日本のようなしばらく前から出場が決まっているチームは、7、8年準備していることになる」

 さらにロシアは、日本大会に向けたイタリアとのテストマッチに15-85で大敗。さらに国内で行った2試合でも、イングランドとアイルランドのクラブチームに連敗した。

 ジョーンズHCは、「イタリア戦の出来にはがっかりしたし、内容通りの点差になった」と話しつつ、「本来のわれわれはもっとやれるはず。テストマッチの結果は関係ない。重要なのは9月20日のフィールドで良いプレーをすることだ」とコメントしている。(c)AFP/Illtud DAFYDD