【9月11日 AFP】米国とナイジェリアの当局は10日、企業や個人から金を奪い取るオンライン詐欺の世界規模の取り締まりで、281人を逮捕したと発表した。

 米司法省によると、この詐欺はナイジェリアで始まり、世界中に拡大。2018年の世界の被害額は、前年の約2倍となる約13億ドル(約1400億円)に上った。

 今年の5月から9月にかけて、米国とナイジェリアの複数機関による取り締まり作戦「オペレーション・リワイヤード(Operation reWired)」が実施され、ナイジェリアで167人、米国で74人、トルコで18人、ガーナで15人が逮捕された。米国での逮捕者の多くはナイジェリア国籍だった。

 米司法省によると、フランスやイタリア、日本、マレーシア、英国、ケニアでの逮捕者も含めて合計で281人が逮捕され、370万ドル(約4億円)が押収された。(c)AFP