【9月11日 AFP】(更新)アップル(Apple)は10日、同社製人気スマートフォンの最新機種「iPhone 11(アイフォーン・イレブン)」を発表した。改良された超広角カメラを搭載し、価格は699ドルから(日本では7万4800円から)に引き下げられた。

 多くの高級端末の価格が1000ドル(約11万円)前後となる中、アップルは新機種の最低価格を1年前に発表した「XR(テンアール)」の749ドルから引き下げるという予想外の戦略に打って出た。

 発表会では高価格帯の最新機種となる「11 Pro(プロ)」も発表された。トリプルカメラなどの先進機能を搭載し、価格は999ドル、1099ドルから(日本では10万6800円、11万9800円から)と、昨年の最高級モデルと同じに据え置かれた。

 アップルはまた、タブレット端末「iPad(アイパッド)」とスマートウオッチ「Apple Watch(アップルウオッチ)」の最新機種も発表。さらに、同社のiPhone依存を抑える取り組みの一環として展開するオリジナル動画配信サービス「Apple TV+」と定額ゲーム配信サービス「Apple Arcade」の開始日も発表した。

 Apple TV+は11月1日、100か国余りで開始され、価格は月額4.99ドル(日本では600円)。iPhoneやiPad、「Apple TV」、「iPod touch(アイポッドタッチ)」、「Mac(マック)」を購入すると最初の1年は無料で利用できる。アップルは同サービスについて、「強力かつ感動的なオリジナル番組や映画、ドキュメンタリーのラインアップ」を取りそろえるとしている。

 Apple Arcadeは来週から始まり、アップルのモバイル・デスクトップ両端末でのみ遊べる独占タイトル100本余りを月額4.99ドル(日本では600円)で提供する。(c)AFP