【9月11日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に臨むサモア代表から、SHスコット・マロルア(Scott Malolua)が負傷により離脱することが決まった。

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 仲間が日本へ向けて出発した10日、W杯出場というマロルアの夢はけがによって無残に打ち砕かれた。26歳のマロルアは、2019年に引退からの復帰を果たし、スーパーラグビー(Super Rugby)のレッズ(Queensland Reds)で好プレーを続けて代表入りを勝ち取ると、7日のオーストラリア戦でデビューを飾ったが、その試合で肩を脱臼した。

 チームを率いるスティーブ・ジャクソン(Steve Jackson)ヘッドコーチ(HC)は、「スコットのことは、みんなとても残念に思っている。かなり良いプレーをしていた」「しかしこれがラグビーというスポーツで、そのことは全員が分かっているし、W杯へ向けて前進していかなければならない」と話した。

 ジャクソンHCによれば、マロルアは8週間の離脱だという。同選手に代わっては、ペレ・カウリー(Pele Cowley)が選出された。

 W杯では1991年大会、1995年大会でベスト8入りを果たしているサモアだが、今回はスコットランド、開催国の日本、アイルランド、ロシアと同じプールAに入る厳しい組み合わせとなっている。チームは24日、熊谷ラグビー場(Kumagaya Rugby Ground)で行われるロシア戦で大会開幕を迎える。(c)AFP