【9月9日 AFP】ラグビーサモア代表のスティーブ・ジャクソン(Steve Jackson)ヘッドコーチ(HC)は、7日に行われたオーストラリアとのテストマッチでキャプテンのFLジャック・ラム(Jack Lam)とSHスコット・マロルア(Scott Malolua)が負傷したと発表した。

 この試合ではイングランドプレミアシップのブリストル(Bristol Bears)に所属するラムが目を強打して途中交代となり、スーパーラグビー(Super Rugby)のレッズ(Queensland Reds)でプレーするマロルアも肩を脱臼した。W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に向けた最後のテストマッチで、サモアは15-34と敗れている。

 サモアのジャクソンHCは、「若いスコッティー(マロルアの愛称)は肩を脱臼した。元の位置に戻したが、どれほど深刻なものかはまだ分からない」とコメントした。

「キャプテンも目を強打して退場になった。この2人に問題がなければうれしいが、現時点でスコッティーのことを最も懸念しているのはもちろんだ」

 1991年と1995年のW杯でベスト8に進出したサモアは、ロシアとの初戦を前に10日から日本でのキャンプをスタートさせるが、ジャクソンHCは本大会での可能性について前向きな姿勢を見せている。

「最近のテストマッチでは、選手たちは求められた仕事を期待通りにこなしたと思う。最高の強化試合になった」「試合には敗れたが、選手たちは速いプレーを好むチームと渡り合えると理解していて、試合後の士気は高かった」

 本大会でプールAに入っているサモアは、ロシアやスコットランド、日本、アイルランドと同組になっている。(c)AFP