【9月7日 CNS】国際的に事業を展開する韓国企業や経済団体の代表が集まる「2019青島世界韓国ビジネス協力会議」が4日、中国・青島市(Qingdao)で開幕した。LGグループ、CJグループ、SKグループなど世界トップ500に入る企業や、世界韓商総連合会、韓国経済団体、海外の韓国人経済団体など、それぞれの代表400人余りが参加した。

 韓国の駐中国大使の張夏成(Jang Ha-sung)氏は「世界第2位の経済大国・中国は大きな市場があり、世界経済の発展を促進する巨大なエンジンである。もはや中国と協力関係のない韓国企業はグローバル企業とはいえない」と述べた。

 張氏は「韓国と中国の経済協力は、加工貿易を軸とした労働集約型の段階を経て、資本集約型の段階に入っている」と説明し、「これからは互いの経験と利益を共有する『バージョン3.0』の段階に入るべき時期だ」と強調。この会議を通じて、世界各地の韓国企業が中国企業のグローバルパートナーになり、互いに発展していくことを望んだ。

 今年の会議は4日間にわたり、韓国の慶尚南道(South Gyeongsang Province)河東郡と南海郡、全羅南道(South Jeolla Province)求礼郡の観光説明会や、新たに設立した中韓国都市発展連盟や中韓産業発展連盟の会議、世界韓国ビジネスリーダー会議、韓国企業の青島産業文化視察などが行われた。

 世界韓国ビジネス協力会議は2002年から始まった。世界韓商総連合会が主催し、年に1度、世界中の韓国人ビジネス関係者が集まる場となっている。会議には世界68か国・地域から246の韓国ビジネスグループが参加している。 (c)CNS/JCM/AFPBB News