【9月5日 AFP】米人気TVドラマシリーズの原作となったカナダ人作家マーガレット・アトウッド(Margaret Atwood)のディストピア小説「侍女の物語(The Handmaid's Tale)」(1985年)の待望の続編が、今月10日の公式発売日前に誤って一部読者の元に配達されてしまったと出版社が4日、明らかにした。誤配したのは米インターネット通販大手アマゾン・ドットコム(Amazon.com)だとの報道がある。

 出版社ペンギンランダムハウス(Penguin Random House)は、続編「The Testaments(原題)」について、発売日の10日まで決して出荷しないよう販売業者に指示していた。だが、オンラインで注文した複数の人が、既に本を入手している。

 ペンギンランダムハウスは、「非常に少部数」が「販売業者のミス」で発売日前に流通していることをツイッター(Twitter)上で認め、「現在このミスの対応をしている」と説明した。

 英紙ガーディアン(Guardian)によると誤配をしたのは米アマゾンで、米国内の顧客に約800冊を配送したという。AFPはアマゾンに取材を試みたが、現時点では回答を得られていない。

 大ヒットした「侍女の物語」の続編は今週、権威ある英文学賞「マン・ブッカー賞(Man Booker Prize)」の最終候補作にノミネートされた注目作。

 この誤配に対し、アトウッドのファンは激怒。個人経営の書店も怒りや失望をあらわにし、アマゾンに罰則を科すようペンギンランダムハウスに求めている。(c)AFP