【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第24シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)は3-6、6-3、6-2、3-6、7-6 (7-5)で第13シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)を下し、イタリア勢として42年ぶりの準決勝進出を果たした。

 イタリア男子の全米オープン4強入りは、1977年大会のコラド・バラズッティ(Corrado Barazzutti)氏以来。3時間57分の熱戦を制したベレッティーニは、3度の大会優勝を誇る第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第20シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)の勝者と準決勝で対戦する。

 また、四大大会(グランドスラム)の男子シングルスでイタリア勢が準決勝に進出するのは、バラズッティ氏、1976年に全仏オープン(French Open)で優勝したアドリアーノ・パナッタ(Adriano Panatta)氏、マルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato)に続き、ベレッティーニで4人目。

 最終セットで5-2とリードしながらもモンフィスに粘られ、5度目のマッチポイントで勝利を手にした23歳のベレッティーニは、「本当にうれしい。何と言っていいか分からない」と喜んだ。

「今はマッチポイント以外のポイントを思い出せない。(ゲームカウント5-3で迎えたマッチポイントでの)ダブルフォールトも覚えている。率直に素晴らしい試合だった。ガエルを祝福したい」「プレーしながら、これまで見てきた中で最高の部類に入る試合だと思った。プレーしていると同時に試合を見ていたんだ」 (c)AFP