【9月10日 CNS】中国インターネット情報センター(CNNIC)は8月30日、第44回「中国インターネット発展状況報告書」を発表した。2019年6月時点で、中国のネットユーザーは8億5400万人となり、2018年末比で2598万人増加、普及率は61.2%に達し、2018年末比で1.6ポイント向上したという。

 携帯電話のネットユーザーは8億4700万人で、2018年末に比べ2984万人増加。ネットユーザーが携帯電話でインターネットを利用する比率は99.1%に達し、2018年末比で0.5ポイント向上した。

■インターネットを利用していない人は5億4100万人

 ネットユーザーは引き続き増加してはいるが、中国にはインターネットを利用していない人が5億4100万人いる。

 2019年6月時点で、ネット未利用者のうち、都市部が37.2%、農村部が62.8%を占めている。

 報告書によると、「使いこなす技術能力がない」ことなどがインターネットを利用していない主な要因であると分析している。

 理由として、「コンピューターやインターネットが理解できないから」とする人は44.6%、「ローマ字などの基本知識がないから」とする人は36.8%を占めている。「コンピューターなどの設備がないから」とする人は15.3%だ。

 年齢も一つの要因となっている。年齢が高すぎるか、あるいは年齢が低すぎるためにインターネットを利用していないとする人は14.2%を占める。

「不要あるいは興味がないから」とする人は10.6%、「時間がない」「ネットに接続ができない」とする人は10%未満だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News