【9月4日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は3日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は第16シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)に6-4、6-4で勝利し、ウクライナ人選手として初めて同大会の準決勝に駒を進めた。

 24歳のスビトリーナは、7月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)に続き、四大大会(グランドスラム)で連続の4強入り。準決勝では、グランドスラム通算23勝のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と対戦する。

 スビトリーナは「信じられないような気持ち。とてもタフな試合だった。お互いに良いショットを打ち合った。ほとんど差はなかった。最後は自分のサーブで試合を締めくくる必要があった」「プレッシャーにうまく対応できたから非常に満足している」とコメントした。

 今大会、2度の大会優勝を誇るヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)と2017年に準優勝しているマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を破っているスビトリーナは、すでにグランドスラムの4強に残ったことがある史上唯一のウクライナ女子選手となっている。

 1999年に行われた全仏オープン(French Open)の男子シングルスでは、アンドレイ・メドベージェフ(Andrei Medvedev)氏がファイナリストになっており、スビトリーナはウクライナ人として同氏以来2人目のグランドスラム決勝進出を目指す。メドベージェフ氏はアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏にフルセットで敗れ、同大会での優勝を逃している。(c)AFP/Martyn WOOD