【9月4日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)は3日、1次リーグの試合が行われ、グループEの日本は76-89でチェコに敗戦。グループのもう1試合の結果と合わせて1次リーグ敗退が決まった。

 日本は米プロバスケットボール(NBA)での活躍も期待される八村塁(Rui Hachimura)がチーム最多の21得点を挙げたが及ばず、後の試合で米国がトルコに勝利したため、1次リーグ敗退となった。

 大会3連覇を狙う米国は、2010年大会の決勝の相手でもあるトルコに敗戦寸前まで追い詰められたが、延長戦の末に93-92で辛うじて勝利を収め、2次リーグ進出を決めた。

 88-67の大差ながらも見応えには欠けた初戦のチェコ戦を終え、グレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)は「まだまだ」とチームを評していたが、NBAのスター軍団不在の若いチームはこの日もトルコに苦戦を強いられ、完成度の低さをのぞかせた。

 それでも、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)でプレーするマイルス・ターナー(Myles Turner)は、これまでのベストゲームの一つだと話し、「チーム全員に声をかけなくてはならなかった。みんなで団結して、なんとか勝利をもぎ取った」「相手が全力で立ち向かってくることはみんな分かっている。僕らは米国代表で、どのチームも僕らに狙いを定めて倒そうとしてくる」とコメントした。

 グループHでは、米国を脅かせるチームと言われているオーストラリアが81-68でセネガルに快勝。ジョー・イングレス(Joe Ingles)が活躍を見せて2次リーグ進出を決めた。同組のリトアニアも92-69でカナダを下してベスト16入り。グループGのフランスとドミニカ共和国も突破を決めた。

 一方、NBAのシーズン最優秀選手(MVP)、ヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)を擁するギリシャは78-79でブラジルに競り負け、この試合でグループF突破を決めることはできなかった。(c)AFP/Peter STEBBINGS