【9月3日 AFP】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)は3日、同社がポルトガル人の技術者からパノラマカメラの技術を盗用したとの米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を否定した。WSJによると米司法省がこの件について捜査を進めており、新たに立件する可能性もある。

 ポルトガル人技術者のルイ・ペドロ・オリベイラ(Rui Pedro Oliveira)氏の主張によると、ファーウェイは同氏の構想を事実上盗み、パノラマカメラ開発に利用したという。

 ファーウェイは技術盗用の疑いについて、「明確に否定する」と反論。オリベイラ氏が現在の政治状況を利用し、巨額の賠償を引き出そうと圧力をかけていると批判した。

 ファーウェイは2014年にオリベイラ氏と面会したことは認めているが、自社のパノラマカメラは「ファーウェイの社員が独自にデザインし開発したもので、オリベイラ氏の情報を参考にしてはいない」と強調した。(c)AFP