【9月3日 AFP】映画『メリー・ポピンズ(Mary Poppins)』や『サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)』など家族向け映画の名作で活躍した英国の女優ジュリー・アンドリュース(Julie Andrews、83)が2日、第76回ベネチア国際映画祭(Venice Film Festival)で生涯功労賞を受賞した。

 授賞式に出席したアンドリュースは、授与された記念像にキスをし、おとぎ話のようなキャリアを積めたことに対して「とても恵まれている」と感じていると語った。「まだ驚いている。美しい役を演じることができて幸運な少女だった」

 子どもの頃から歌と踊りを学んでいたアンドリュースは、英ロンドンのウエストエンド(West End)でキャリアをスタートさせた後、米ニューヨークのブロードウェー(Broadway)で「マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)」や「キャメロット(Camelot)」などのミュージカルに出演し、舞台女優としてのスターダムを駆け上がった。

 1965年に『メリー・ポピンズ』でアカデミー賞(Academy Awards)主演女優賞を受賞。翌年には『サウンド・オブ・ミュージック』のマリア(Maria)役で同賞主演女優賞にノミネートされた。(c)AFP